第11回大会

記念講演

講師:
石隈利紀(いしくま としのり)(日本学校心理学会理事長)
演題:
「子どもが伸びる学校心理学の最前線」
講師:
山谷敬三郎(やまや けいざぶろう)(第11回大会実行委員長)
演題:
「子どもを伸ばす学習コーチング(仮称)」
学校心理士の資格更新ポイント:Aとなります(9:45~12:00の参加で1ポイントとなります)。

ポスター発表

学校心理学に関連する調査研究・実践研究など、広く募集しております。

ポスター発表の形式
ポスターの大きさは幅90cmX長さ180cm程度です。在席時間(90分)を指定しますので,その間に各自説明と質疑応答を行ってください。

発表資格:日本学校心理学会の会員であり,平成20年度会費を納入しており,「発表申込書」を提出していること。ただし,非会員であっても連名発表者になることが可能です。

秘密保持のため録音は禁止致します。
発表内容,発表原稿については,審査を行います。
会場の都合上,発表者数には上限がございます。発表申し込みが多数の場合には,発表をお断りする場合もありますので,あらかじめご承知おきください。発表の内容および研究手続き,ケース発表において,人権の尊重に十分に配慮して下さい。

実践発表・シンポジウム

8月2日(日)   10:00~12:00

「学級」「学校」の取り組みや「地域」「家庭」との連携についての実践事例について,発表いただくことを計画しております。その報告について,コメンテーターを交えてディスカッションします。発表とディスカッションを通して,現場の実践から「成功の鍵」や「試行錯誤」を含めて深く学ぶ時間にしたいと考えています。「学校心理学」の考え方を使って実践を見直してみる機会にしたいと思います。

*研究委員会・大会実行委員会共同企画

  • 実践発表①  「学級・学校での実践から」
    学級における苦戦している子どもの援助や,保護者とのパートナーシップづくりについての実際について,苦戦や迷いも含めて報告していただきます。一人ひとりの子どもに関する援助を学級でどう行うか・・・小・中・高等学校の学級・ホームルーム経営の立湯と,相談室、保健室からの援助という側面から検討します。
  • 実践発表②  「特別支援教育の実践から」
    小・中・高等学校における特別支援教育の実践を,地域資源である特別支援学校などとの連携によって,どのように充実させていったかについて発表していただきます。特別支援教育のコーディネーターを中心として,学校がどのように地域資瀕を活用するかに焦点を当ててディスカッションを行います。
  • シンポジウム  「学校心理学の魅力とは」
    学校心理学会が設立されて10年が経過しました。児童生徒の支援のために、これまで各学校において真剣に取り組まれてきた生徒指導、教育相談の考えや実践、また、スクールカウンセラー導入に伴う臨床心理学やカウンセリング心理学の考えや実践との共通点、相違点は何かを明らかにし、学校心理学が寄与する理論と実践について討議します。

スキルアップ・ワークショップ

8月2日(日)   14:00~16:00

学校心理学的な援助スキルについて学ぶワークショップを考えております。できるだけ演習を取り入れて,体験を通して学ぶ時間にしたいと考えています。子どもを活かし,援助者を活かすスキルの向上をはかります。

*研修委員会・大会実行委員会共同企画

学習の苦戦の援助~子どもの得意な「学習スタイル」を活かして
講師:東原文子(筑波大学)

個別知能検査(WISC一IIIとK-ABC)のモデルを活用して,「言語型一非言語型(操作型)」,「聴覚型一視覚型」,「継次処理型一同時処理型」など,子どもの得意な学習スタイルに焦点をあてた,学習の援助の方法について,一緒に学びましょう。授業の工夫,個別指導の工夫へのヒントを獲得しましょう。学習面の援助の鍵は、一人ひとりの子どもの得意な学習スタイルの発見と活用にあると思います。

子どもの「学校生活」スキルの促進
講師: 山口豊一(跡見学園女子大学)
本田真大(筑波大学大学院人間総合科学研究科・日本学術振興会特別研究員)

子どもたちが学校生活を送るうえで,さまざまなスキルが求められます。自己学習スキル,コミュニケーションスキル,集団活動スキル,進路決定スキル,健康維持スキルなどです。今回は,授業や生活の一場面の中ですぐに使える「子どもの学校生活スキルを伸ばすスキル・トレーニング」について,ロールプレイを通して学びたいと思います。

事例研究の方法
講師: 難波博子(神奈川県鎌倉市教育センター)
田村節子(明治学院大学)

具体的な事例を挙げて、援助の開始から,援助チームをどう立ち上げていくか,そして,校内での援助にどのように広げていくかについて,具体的な流れを,事例研究を通して検討します。それをもとに参加者の皆さんと一緒に学び考える時間にしたいと思います。特別支援の必要な子どもの支援を取り上げたいと思います。

*学校心理士の資格更新ポイント:Aとなります(14:00~16:00の参加で1ポイントとなります)。