第13回大会

内容

(1)

記念講演
10月9日(日)13:30~15:30

講師
石隈 利紀(いしくま としのり)
(日本学校心理学会理事長・筑波大学大学院人間総合科学研究科教授)
演題
すべての子どもを育てる学校・コミュニティづくり
~東日本大震災での子ども・学校援助に焦点をあてながら~
内容
「大震災後」の子どもの援助において、 教師や学校のもつ力はきわめて大きいと言えます。震災後の子どもの援助において、学校生活の充実を通した「日常性の回復」と「レジリエンス(回復力)の活用」が鍵となります。学校生活の質の維持・向上を支える学校心理学は、震災後の子ども・学校援助において重要な枠組みを提供します。同時に、子ども・学校援助を通して、学校心理学の新しい方法が生まれます。日本学校心理士会の「東日本大震災子ども・学校支援チーム」の活動をお伝えしながら、先生方と学校・コミュニティづくりについて、一緒に考えたいと思います。
1号通信でご案内した内容に沿いつつ、大震災後の支援に焦点を当てる内容に変更されております。
(2)

総会
10月9日(日)15:40~16:30

学会の針路を決める重要な会務総会です。会員の皆様の積極的な参加をお願いします。

(3)

ポスター発表
10月10日(月)10:00~12:00

学校心理学に関連する調査研究・実践研究等、広く募集しております。

(1) ポスター発表の形式
ポスターの大きさは幅90cm×長さ170cm程度です。在籍時間(30分)を指定しますので、その間に各自説明と質疑応答を行って下さい。
(2) 発表資格
日本学校心理学会の会員で、平成23年度会費を納入しており、「発表申込書」を提出していること。ただし、非会員であっても連名発表者になることが可能です。
(3) 秘密保持のため録音・ビデオ撮影は禁止いたします。
発表内容、発表原稿については、審査を行います。
会場の都合上、発表者数には上限がございます。発表申込みが多数の場合には、発表をお断りする場合もありますので、あらかじめご承知おきください。発表の内容及び研究手続き、ケース発表において、人権の尊重に十分に配慮してください。
(4)

教育講演
10月10日(月)13:30~15:30

  1. 「不登校支援から登校支援へ-いじめ・不登校を予防する学級集団づくり-」
    講師 岸田幸弘先生(昭和女子大学)
    長野県内の小中学校教諭、教育委員会指導主事を経て現職。小中学校では、開発的な育てる生徒指導を目指して構成的グループエンカウンターや対人関係ゲームを実践されてきました。現場での豊富な経験に基づき予防的支援に関わる学級づくりについてお話いただく予定 です。 
  2.  
  3. 「高等教育機関における二次的、三次的援助サービス」
    講師 高橋知音先生(信州大学)
    ジョージア大学大学院を修了後、信州大学へ着任。発達障害のある大学生のアセスメントと支援に関する研究を行いながら、青年期発達障害の方々への支援を多数実践されています。小・中学校の子どもが将来直面する課題と支援をイメージしてお話がうかがえればと思っています。
  4. 「医療から見た発達障害への支援」
    講師 青沼架佐賜先生(長野市民病院)
    長野市民病院小児科部長として長野県内の発達障害等の子どもたちの診療に携わるとともに、就学指導委員会など教育関係の会議の委員としても活躍されておられます。医療と教育の連携について、医療の立場からお話いただきます。
(5)

懇親会
10月9日(日)17:00~19:00

参加者相互の親睦を深めるために、懇親会を予定しています。会費は6,000円です。会員、非会員を問わず誰でも参加大歓迎です。なお、多くの参加希望が予想されるため、当日参加希望の方にはお断りする場合もありますので、できるだけ予約参加をお奨めします。