第14回大会

理事長挨拶

昨年は長野で大会を行い、多くの方と交流しました。楽しい時間を過ごしました。ありがとうございました。

今年の大会は、高知です。高知県では、いち早く(おそらく20年近く前から)、チーム援助に関する研修が始まり、継続されております。大会実行委員長の横田隆先生はじめ、多くの方がチーム援助に取り組んでおられます。まさに坂本龍馬のふるさと高知は、チーム援助先進県です。今回の大会テーマにありますように、「つながる力」や「チーム援助」の焦点をあてた講演やパネルディスカッションが用意されております。そしてなんと言っても大会の花はポスター発表です。全国のみなさんの実践や研究を持ち寄って、経験と知恵を共有しましょう。

今回も長野大会に引き続き、教育カウンセラー協会、さらに学校教育相談学会のみなさまと共同で大会が準備され、実施されます。まさにつながる力による大会です。

高知の美しい海と山をながめながら、美味しい料理をいただきながら、よく学び、よく遊ぶ時間にしませんか。ぜひ高知で,お会いし,楽しい充電のときをご一緒しましょう!

日本学校心理学会 理事長 石隈 利紀

実行委員長挨拶

日本学校心理学会第14回大会を高知で開催させていただくことになりました。高知は一昨年、『龍馬伝』で大きなにぎわいを見せました。龍馬像や記念館のある桂浜は、太平洋が一望でき、観光名所となっています。自然豊かで料理のおいしい高知にぜひお越しください。

さて、昨年一年間を表す漢字には、『 絆 』が選ばれました。3月の未曾有の大震災により、甚大な被害を受けた東北地方から発信されたのは、私たちを結び付けている絆の大切さです。そして、その絆を土台に、私たち自身が自分を見つめ真摯に精一杯生きていくことの大切さだと思います。経済的貧困や人間関係の希薄さが指摘されている中、子どもたちを取り巻く状況は益々厳しくなっています。虐待やいじめ・不登校、学級崩壊等、様々な問題の背景にあるものは、大人と大人、子どもと子ども、そして、大人と子どもを結ぶ絆の弱さではないでしょうか。言い換えますと、“つながる力”の弱さにあると思います。

そこで高知大会では、希薄になりつつある“つながる力”の必要性を改めて発信したいと考え、本テーマを設定しました。子どもを支援する全ての大人が手を携えしっかりつながることは、子どもたちを支えるだけでなく、私たち自身も成長させることにつながるのではないでしょうか?

副題は、~ 今、求められるチーム援助の姿 ~としました。全国的に「チーム援助」という言葉は浸透してきましたが、学校心理学の理論を基盤とした具体的な取組や実践については、地域や学校により温度差が見られています。そこで、もう一度原点に戻り、今、求められるチーム援助の姿を提案できる大会にできればと考えております。

本大会が参加者の皆さま方にお役に立つとともに、日本学校心理学会の発展に寄与することを祈念しております。大会実行委員会一同、皆さまのご参加を心から歓迎いたします。

日本学校心理学会第14回大会実行委員長  横田 隆

日本学校心理学会 第14回 大会実行委員会

実行委員長 横田  隆 (高知県心の教育センター所長)
副委員長 岡林登志郎 (高知県心の教育センター相談員)
  西川 淳一 (高知市立第六小学校長)
  金山 元春 (高知大学教育学部准教授)
事務局長 今西 一仁 (高知県心の教育センター指導主事)
事務局次長 西本 壽香 (高知市立神田小学校教頭)
事務局員 西森 一彰 (高知県心の教育センター指導主事)
事務局員 西山由美子 (須崎市立須崎小学校教頭)
実行委員 家近 早苗 (聖徳大学准教授・日本学校心理学会常任理事)
実行委員 大野 精一 (日本教育大学院大学教授・日本学校心理学会副理事長)
実行委員 上村 国之 (高知市立鴨田小学校教頭)
実行委員 近藤 由枝 (土佐情報経理専門学校講師)
実行委員 下坂 美和 (高知市立城北中学校主幹教諭)
実行委員 三浦 文隆 (高知市立潮江小学校教諭)
実行委員 柳瀬 啓史 (高知市立横浜新町小学校教諭)
実行委員 山崎 敏秀 (高知大学教育学部附属特別支援学校副校長)
実行委員 吉本 恭子 (高知市教育研究所教育相談班長)